Remap

「キーA::キーB」という行を記述すると、キーAにキーBを割り当てることができる。
例えば、以下のようにすると、「A」キーを押したときに「b」が入力されるようになる。

a::b

このとき、Shift+AはShift+Bに、Ctrl+AはCtrl+Bにというように、あらゆる状態でキーの変換が有効になる。

キーA、キーBには、「^c」のような修飾キーとの組み合わせや、マウスボタン、「vkXX」や「scYYY」のようなキーコードも指定可能。
ただし、WheelUp/WheelDownは使用できない。
また、「a & b」のようなコンビネーションキーも使用できない。
下記の例では、X2ボタンを押すとCtrl+Cが、Shift+X2ボタンではCtrl+Shift+Cが入力されることになる。

XButton2::^c

以下の例では、Shiftを押しながらAを押したときは、「B」が入力される。

+a::b

キーBに「Return」と書くとreturnコマンドと認識されるので、Enterキーを割り当てたい場合は「Enter」と書くこと。

キーBに「%」を指定することはできない。「vk35」で代用できる。

Remarks

#IfWin...指令を使うことで、特定のウィンドウでのみリマップを有効化させられる。

キーAを押し下げている間中、キーBが押し下げられている状態になる。
キーA、キーBがともにキーボードの通常キーの場合は、キーリピートによる繰り返し入力が発生する。
キーAがマウスボタンの場合、キーBが通常キーであってもキーリピートは発生しない。

リマップによって生成された入力では、フックを使用しているホットキー(「$^c」など)は反応しない。

キーBのイベントの生成には、AutoExecuteセクションの終了時点でSendModeで設定されていた方式が使用される。
ただし、Playモードでは一部のキーが正常に動作しないので、なるべくInputモードかEventモード(デフォルト)を使用すること。

「a::b」というリマップを記述した場合、「*a::」と「*a up::」というホットキーの組が作成される。
Suspendコマンドを実行したときは、リマップも通常のホットキーと同様に無効になる。
また、以下のようにすればリマップを個別に無効化することもできる。

Hotkey, *a, off
Hotkey, *a up, off

このリマップ機能は、Windows9x系では使用できない。

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